健康診断は毎年受診していても、人間ドックを受診している人はあまり多くありません。ある調査では、受診率が４０代で約５１％、５０代でも約６０％と事あるごとに受診しましょうといわれている割には、あまり受診されていないのが現実です。しかし健康診断で正常と診断された人でも、人間ドックを受診して病気が見つかることがあるというのも事実です。それは検査項目が多岐にわたり、また詳細に検査するからです。

１００あるといわれる検査項目から、実際に受診する項目を選び検査します。ものの数時間で終了してしまう健康診断とは違って、半日または数日にわたり検査します。その分費用もかかりますが、命にかかわる健康のことですから決して高くはありません。病院によって費用に差はありますが半日で約４万円、１泊２日だと５～１０万円くらいかかります。

保険適用外のため全額自己負担になります。ただし、勤務先によっては福利厚生の一環で補助金が出る場合もあります。では一体何歳くらいになったら受診した方がいいのでしょう。一般に４０代になると健康リスクが高くなるといわれています。

高血糖や糖尿病、がんなどの検査をするに越したことはありません。早期発見であれば完治することも難しくはなく、命の危険も低いものになります。また女性の場合乳がんや子宮頸がんなどの検査もするようにしましょう。人間ドックで病気を早期に発見し治療して、健康な体で元気に長生きしましょう。