安価な人間ドックと高価なドックの違いについて

人間ドックと言うサービスがかなり身近な存在になってきましたが、一口に人間ドックと言っても実に様々な種類があります。安価なコースの場合には二万円台のものもありますが、内容が充実している場合には十万円を超えるケースもあります。この様な違いは実際に行う検査の種類によって違いが生じています。安価な人間ドックの場合、一般的な健康診断との違いはバリウムを飲んで胃の検査を行う胃部X線検査や検便で調べる大腸がん検診くらいの差しかないケースもありますが、より高額な検査コースになるに従って様々な検査項目が追加されます。

超音波を使って腹部の臓器を調べる検査や肺機能、眼底検査、眼圧検査等と言った特定の病気の早期発見につながる数々の検査が含まれるようになっていくという傾向があります。または婦人科検診や血液検査の充実など様々な特徴を持った検査が増えてくるでしょう。金額が五万円を超える様な人間ドックになると、高度な医療機器を使用した専門的な検査項目が追加されるのが一般的です。例えばCT撮影による肺がんの早期発見検査である肺ドックや、磁気の共鳴を利用して画像化するMRIという撮影装置を使用した脳ドックなどはその代表的な例として知られています。

さらに十万円を超える様なコースになってくるとPETと呼ばれる検査を行うケースも増えてきます。この検査は特殊な薬剤を注射してその動きを観察することで全身のがんの可能性を検査するというものです。まだ広く普及してはいない検査ですが、徹底的に検査をしたい人に好まれています。

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