人間ドックと健康診断との違い

人間ドックは、生活習慣病やガン等のリスクの高い病気を未然に防ぐことを目的として様々な検査を行います。一方、健康診断は、幾つかの検査により身体の健康状態を確認します。両者は検査を行って健康状態を確認するという意味では似ていますが、検査内容や費用が違います。人間ドックは、健康診断よりも検査項目が多く、体の健康状態を総合的に判断できるようになっています。

検査項目には、身長体重や血圧、視力の他、眼底検査や聴力検査を行います。更に血液検査やレントゲン撮影、内視鏡検査、検便などを行って、血液や呼吸器循環器系、肝機能、消化器官に至る多くの器官を検査します。更にはオプションとして脳ドックや心臓ドック、乳がん検診や婦人科検診も用意されていることが多く、体の重要な器官のすべてについて、ガンや生活習慣病の発症がないか調べることが可能です。そのため、医師がガンである、或いは生活習慣病であると診断できるようになっています。

一方の健康診断は、生活習慣病に関する検査が主であり、検査方法も簡易です。従って検査結果も、ガンの疑いがある、或いは生活習慣病の疑いがあるという表現にとどまります。疑いがある項目については、精密検査を受ける必要があります。検査項目の数が違うこと、そして健康保険が適用できるか否かにより、人間ドックと健康診断とでは検査費用が異なります。

健康診断は、年に1回以上の定期的な受診が法律で義務付けられているため、健康保険が適用され、受診者が負担する費用は高くても1万円程度です。多くの企業や地方自治体では、無料で受診できる仕組みが整っています。これに対して、人間ドックは法律によって義務付けられていないために自由診療であり、健康保険が適用されません。そのため、受診者が負担する費用は、一般的に2万円から5万円程度です。

脳ドックや心臓ドック等のオプションも追加すると、10万円を超えることもあります。渋谷の内科のことならこちら

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